ふれあい偏 『安倍なつみ歌とトークのふれあいコンサート』 〜奇跡そして友情〜
二度目のなっちのコンサート。このコンサートは本当に凄いコトになりました。
そして、副管理人との友情も凄いことになりました。その、波乱万丈の一日をお教いたします。
なお、このコンサートの会場はお教することはできません。・・・身元がバレる可能性がありますので・・
どうかご了承ください。
夜間バスで、東京に降り立った僕らは、まず日テレに向かいました。
どうしてか?ズムサタで全国PRです(笑)
どうせ出れないものだと思っていたら、案外簡単に出演OK.。さすが僕の大好き日テレ様です。
きちんとPRしてきましたよ。ピロリンの手をやりつつ、ふれあいコンのチケットを持って。
いやあ、地方の僕らからすれば全国放送なんて最高ですよ。もう、朝からテンション上がりまくりです。
これが、縁起を担いだのかもしれませんね・・・
昼間良いだけ観光を楽しんだ僕らは、いざコンサート会場へ出発です。
会場は・・・いや〜僕らの町と同じ匂いのする良い場所。今回は開場後、中でグッズ販売だということで列に加わり、開場を待ちました。
開場後・・・いよいよグッズ販売です。僕らは必死に、旅行費だけでも精一杯なのに、あることをしたいがために頑張ってお小遣いをコツコツ貯めてきました。
面白いコト、オイシイコトが大好きな僕ら。やりました。
『えっと・・・ここから・・・・ここまでください!』
秋田であのおじさんを見てから、これは面白い!そう思った僕らは(後で友達に話したいがために)やってしまいました。あの会計のお姉さんの表情は忘れられません。完全に彼女は引いてたような・・・
・・・ここから、ここから何かがおかしかったのです。ランダムのストラップがあったのですが、僕は一発でなっちをゲット。副管理人は・・・二回買ったのに、二回ともハズレ。テンションが下がれば機嫌が悪くなる気分屋な彼。僕は一個奢ってやることにしました。僕が選び彼に渡す・・・・・!!
「なっちだ・・・」
僕の今日の運気は最高らしい。そう思いました。
いよいよ、コンサートが始まります。なっち来るぞ・・・なっち来るぞ・・・
!?
あれ?C−ute?
もちろん応援します。僕らは必死に歓声を送りました。
そして、司会の保田さん登場。保田さんのコールでいよいよなっちの登場です!!
一発目は・・・
♪〜またピロリン。そう、恋のテレフォンゴールです!!
「なっち!!!」
一年ぶりの再会です。やはり彼女の笑顔は最高でした。今回は17列目だったので前回よりは遠めでしたが、彼女のオーラはここまで伝わってきます。歌い方や、振り付けも前回と変わっている点が幾つかあって、驚きの連発でした。とくに『だって生きてかなくちゃ』のダンスは、今まで見た中でも、これから見るであろう中でも、このときのダンスが一番凄かったと重います。腰を振る振りがあるのですが、本当にキレがあり、激しく、とても綺麗で情熱的に見えました。正直、なっちのこの姿にはびっくりでした。やはり、進化し続けているのです。なっちは。
そんな感じでコンサートは進んで行きました。
実際内容はどうだったかというと・・・う〜ん。・・・あれなんですよね。
今回のは、今までとはまったく違うということで出したのであれですけど・・
やっぱり、コンサート的にはいつもの方が断然いいですね。なっちの出演時間も短かったですし。
しかし、そんな流れに関係なく、最高の歌とダンスと、環境の大切さを提供してくれたなっち、保田さん、C−uteはやはりプロだと思いました。すばらしかったです。
中でも、今回初めて生で聴いた『夢ならば』は本当に心に響き渡りました。
さて、最後にやってきたのは予想外の抽選会!!チケットが行方不明になりてんぱった僕は目の前真っ白。副管理人に言われ、ポケットからチケット発見。・・・一安心。
チケットを確かめると、僕の席は<(仮)A番>なのですが、持っているチケットが副管理人の席<(仮)B番>で、逆だったことが判明。
「もし当たったらどうする?」
「自分の持ってるチケットの席で良いんじゃない?」
「そうだね」
しかしこの会話が、後で友情崩壊間際まで落とし入れた原因になるのです・・・
まぁ、今まで何度か抽選会を経験してきた僕らですが、かすったこともありません。抽選会なんて、ちょっとドキドキできれば良いと思っていました。
そして、抽選会の始まりです。なっちが、席の列。番号の一桁ずつの数字をくじで引くというシステム。
3回チャンスがあり、一回目はサイン、宛名入りポスター。二回目はサイン、宛名入りTシャツ。三回目は、全員のサイン入りボード。
今回はまったく当たる気がしなかったので、不思議とドキドキしませんでした。こんなこと初めてです。
『まずはこれ・・』
なっちが叫びます。『17!!』
17か。
・・・・・・・・!!!???
「俺らじゃん!!!!」
僕らの列みんなが立ち上がります。(まてよ・・・どういうことだ?しょっぱなから?ありえないでしょ・・)
こんな状況でも、ドキドキしない僕に自分自身本当に不思議でした。
余裕があってなっちに手を振ってます。しかもなんとまた秋田同様、手を振り返されちゃってる僕ら。やった二回目!!
「じゃあ、次!」」
なっちが叫びます「○番!!」
なんとギリギリ僕(A番)まで。残名ながらここで副管理人(B番)は惜しくも脱落。席が逆のため席を入れ替わり彼は座ります。
それでも彼は初めてのことなので僕を必死に応援してくれます。
「いよいよ最後いくよ・・・」
なっちが叫びます。
「・・・・」
妙に為がながい・・・
「・・・A?」
疑問系だけどなっちが叫びます。・・・・・うあわぁああああああああ!!!!!
「やったぁあああ!!!!!!」
当った?僕が・・・?当たりました・・・・一直線に猛スピードでステージに向かう僕。
ここで、一度僕を呼び止める副管理人。
興奮のあまり、耳に入らない僕。・・・ゴメンなさい。
慎重にステージの上に上っていきます。・・・・・なっちが目の前にいます。すぐ目の前に。憧れのなっちが。
「どこから来たの?」保田さんに尋ねられます。地方だということを告げると、驚くなっち。あぁ、なっちがいます。
自分が年下だということを告げると、とても驚いていました。(そんなに老けて見えるだろうか・・・)
「年上のお姉さんは好きですか?」突然の質問に驚き、告白するチャンス(笑)だと悟った僕は普通に
「ハイっ」と答えてしまいました。
ステージでは本当にテンパッテいて、もう、何処かに意識が飛んでいました。
その間にも、副管理人が僕の名前を必死に呼んでいるとは露知らず・・
頭の中ではなっち以外わからない。本当に申し訳ない・・・
後ここで一つだけ・・・別サイトで誤解され書き込みされていることがあるので少しだけ弁解をさせてください。
なっちがポスターにサインを書いてくださるためテーブルに向かおうとした時、僕はテーブルの前でそのまま貰うもんだと勘違いして、なっちについて行ってしまったんです。保田さんに「まだだよ〜」と止められてびっくりしました。あれは故意ではなく、勘違いをしてついて行ってしまいました。大体の方は間違えたんだと気が付いて下さったようで笑ってくださいましたが、もしも嫌な気分になった方がいたのなら本当に申し訳ございません。ものすごい緊張で、サインを書いていただいた後に、なっちが持ってきてくれるものだと考える余裕がありませんでした。
誤解を招いて、申し訳ございません。
目の前になっちがいる・・・それだけでもう何が何だかわかんなくなっていました・・・
本当に面目ないです。
では・・・話をもどします。
さて、そうしてなっちからポスターを手渡していただくのでした。
呼吸を整え、ゆっくりとなっちのところへと歩いて行く。
ずっと憧れていたなっちが前の前に・・・・本当に涙が出そうでした。
「ハイっ(^^)」最高の笑顔で手渡してくださるなっち。
震える手でしっかりと受け取りました。
ポスターを頂いた後、勇気をふり絞って言ってみました。
「握手いいですか?」
なっちはためらいもなく、すぐに手を差し出してくれました。あのちっちゃいけれど、全てを包み込んでくれるような手温もりは一生の宝物です。気が確かじゃなくて「ありがとうございますっ・・・」この一言しか言えませんでした;;
ステージから下りるときは、本当に感謝の気持ちでいっぱいで何度も何度も頭を下げたのを覚えています。
なっちも何度も返してくださいました。
そんな僕に微笑みかけてくれた、なっち、保田さん、C−uteの皆さん。
本当にありがとうございます。
最高の思い出になりました。
きっと、この後どんな苦しいことにぶつかっても頑張っていけるでしょう。
最高の幸せものです。
さて・・・夢のような世界はここまで。
ここからは、現実的な僕と副管理人との青春物語です。
タイトルは・・・
「滑り台の下には血と涙の友情があるんだ」
他のファンの方々とハイタッチを繰り返しながら先に戻ってきた僕。
ステージから席に戻ると、何やら副管理人マサトシ君の様子がおかしい。
彼が呟く。
「もう俺・・・ここまでだわ」
・・・・?彼の様子は、コンサートラストの曲になっても変わらず、最後は何やら歓声と雄叫びの入り混じった声を発しているのでした。発狂したのではありません。
コンサート終了後、急に彼は言いました。
「俺もう帰る」
・・帰れません。バスのチケットは明日の晩です。帰る方法もありません。しかし、僕も焦ります。
「もう、俺いい。お前一人で楽しんでくれ。俺は明日ホテルで待ってる」
彼の精神は落ちるところまで落ちていました。そう、本当は彼の席が当たっていた。しかし、彼自身が抽選前に
『チケット持っているほうで良いだろう』と言ってしまったのです。その後悔はものすごいものだったと思います。
僕自身、彼の立場だと考えると・・・
「ステージにあがったんなら、俺の名前くらい出してくれてよかったんじゃない?」
その通りでした。僕も、あまりの緊張感でそこまで頭が回りませんでした。本当に悪いことをした後悔。
それでもやはり、彼は「帰る」と言って聞きません。
なっちが原因で友情が砕け散った・・・なんて冗談にもなりません。
僕がどうしたら、いいかおどおどしているときでした。気がつけば近くの公園の滑り台のしたに僕らはいました。
ついに彼が壊れたのです。
大切なグッズを林の中に投げ込む彼。
「俺を殴れ・・!!」
「・・・・え?」
「俺を殴れ・・・それで俺、ふっ切れるからさ!!」
こいつは頭がおかしくなったのかと、本気で僕は焦りました。もちろん、暴力なんて反対です。
「いや・・意味わかんないけど・・」
「いいんだ!!頼む殴ってくれ!そうしないと俺はやり直せない!!」
何をやり直すのでしょうか?とにかく何度言っても殴れの一言。
僕はしぶしぶ、軽く腕を振ったのでした。パチン・・・彼の頬に軽く当たります。
「弱いんだね!!もっと強くだ!!」
お前はジョーか!?
できません・・・・。いくら軽くだと言えども友達に手を上げるなんて出来ません。
しかし・・・彼のその真剣な眼差しは、僕に訴えかけているのでした。
「じゃあ・・・最後だからな」
僕はまた、軽く腕を振ります。やっぱり強くなんて出来ません。
ゴツッ・・パキッ
えっ・・・?あまり聞かない音が鳴りました。拳の感触もさっきと違います。
彼はしゃがみ込みます。滑り台の下。激しくなる呼吸音。
たまりに溜まっていたのか、彼は涙を流し始めました。鼻血とともに・・・。そう、僕の拳は彼の鼻頭を直撃していたのです。軽いと言えども、鼻に直撃は厳しかったよう・・・
「ゴメン・・・そんなつもりじゃ・・・」
彼は泣きじゃくりながら・・・呟きます。
積もっていくティッシュの山。
「・・・ひっ・・・ゴメン。・・・最後まで乗れなくて・・なんかさ・・・悔しくて悔しくて・・・・ひっ・・・後悔がさ・・ひっ・・・本当に悔しくて・・・ ゴメン・・・せっかくお前当ったのに。・・・また行こうな。・・・泣いた事誰にも言うなよ・・・男の子だからさ・・・」」
こんな状況でもオチを作る彼。泣けてきました。
こんな僕らの友情。
・・・けれど、僕らは誓い合ったのです。
また一緒になっちを応援していこう。僕達二人の友情も共に・・・・と
涙と鼻血の止まらない滑り台の下、僕らの友情はさらに深まったのでした。
今二人で改めて言います。
「なっち、本当にありがとうございます」